……といいますか、そもそもナゲシってな~に?という話ですよね、実際のところ。
長押(なげし)とは、日本建築に見られる部材で、柱を水平方向につなぐもの。鴨居の上から被せたり、柱間を渡せたりするように壁に沿って取り付けられる。
もともとは構造的に必要な部材として存在していたのですが、最近では部屋のデザイン的なアクセントの意味合いも兼ねて、長くて薄い板や角材が貼られてたりしてます。きっと「ここにハンガーかけたりできますからねー。あっ、そうそう、この部分だったら画びょう挿してもいいですよ」みたいなことを不動産屋から言われているんじゃないかな?と思われる部分が「長押(なげし)」です。
でも、ほとんどの長押はかまぼこ板みたいな薄さなので、厚みのある服をかけたハンガーはかけられなかったり、かけられた場合でもすぐにズルッって滑って落ちたり。意外と使えないケースもちらほら……。
そこで、このリサ陽光台202の長押には、ちょいと一工夫。幅の違う板を2枚用意して、重ねてトントントンと打ち付けたのですが、それにより壁と板の間にはちょうど板の厚さ分の自由空間が誕生。その自由空間は雑誌や本、絵、写真、ポストカードなどが立てかけられる凹みのある造りとなっているので、部屋を彩るディスプレイとして楽しんでみてください。もちろん、厚みのある服をかけたハンガーだって凹みにしっかり引っかかるので無問題!
002. きっかけ長押/モクチンレシピ/MOKUCHIN-RECIPE