そこにしっかりあるけれど、そこにはしっかり見えない。そこにはあって欲しいものがあるけれど、そこにあったら邪魔になるものは見えない。
この絶妙なバランス、さじ加減こそ、カメレオン。
016. カメレオンペイント/モクチンレシピ/MOKUCHIN-RECIPE
そこにしっかりあるけれど、そこにはしっかり見えない。そこにはあって欲しいものがあるけれど、そこにあったら邪魔になるものは見えない。
この絶妙なバランス、さじ加減こそ、カメレオン。
016. カメレオンペイント/モクチンレシピ/MOKUCHIN-RECIPE
やっぱりライティングは部屋の雰囲気づくりに大きな効果を発揮する、優れたアイテムです。改めて、そう確信させてくれたのが、このリサ陽光台202の仕上がり具合でした。
アイリッシュコート101では、ライトが3個付いたライティングレールを天井に設置したのですが、このリサ陽光台202は天井がかなり高いロフト付きの部屋ということもあって、ロフトの床面にあたる壁部分に設置したのですが……
驚きました。3つの光を発するライトの設置場所を天井→壁にしただけで、こんなにも見え方・魅せ方の幅が広がるなんて。
そうでした。カレーライスが飲み物でないように、 光は固形ではないのです。
015. ライティングレール/モクチンレシピ/MOKUCHIN-RECIPE
……といいますか、そもそもナゲシってな~に?という話ですよね、実際のところ。
長押(なげし)とは、日本建築に見られる部材で、柱を水平方向につなぐもの。鴨居の上から被せたり、柱間を渡せたりするように壁に沿って取り付けられる。
もともとは構造的に必要な部材として存在していたのですが、最近では部屋のデザイン的なアクセントの意味合いも兼ねて、長くて薄い板や角材が貼られてたりしてます。きっと「ここにハンガーかけたりできますからねー。あっ、そうそう、この部分だったら画びょう挿してもいいですよ」みたいなことを不動産屋から言われているんじゃないかな?と思われる部分が「長押(なげし)」です。
でも、ほとんどの長押はかまぼこ板みたいな薄さなので、厚みのある服をかけたハンガーはかけられなかったり、かけられた場合でもすぐにズルッって滑って落ちたり。意外と使えないケースもちらほら……。
そこで、このリサ陽光台202の長押には、ちょいと一工夫。幅の違う板を2枚用意して、重ねてトントントンと打ち付けたのですが、それにより壁と板の間にはちょうど板の厚さ分の自由空間が誕生。その自由空間は雑誌や本、絵、写真、ポストカードなどが立てかけられる凹みのある造りとなっているので、部屋を彩るディスプレイとして楽しんでみてください。もちろん、厚みのある服をかけたハンガーだって凹みにしっかり引っかかるので無問題!
002. きっかけ長押/モクチンレシピ/MOKUCHIN-RECIPE
東郊住宅社では空室、クレーム対応、清掃・管理などでお困りのオーナーさまを募集しています。特に築古物件の空室でお悩みのオーナーさま、緊急大募集中です。お気軽にご相談ください。
当社は1976年に淵野辺で創業した管理会社です。2015年1月現在、1,600室の管理をさせていただいています。「安心・安全な住空間を変わらずに提供し続けることが大事」だと私たちは考え、スタッフ一丸となって、24時間・365日、自分たち自身の手で一室一室を丁寧に管理させていただいています。そのため、すぐに駆けつけて対応できる淵野辺エリア周辺を主に管理の対象とさせていただいています。
当社のモットーは『満室はオーナーさまに対する最高のサービス』です。しかし、そのスタイルは少しばかり独特のようです。例えば「礼金ゼロ・敷金ゼロ・退室時修繕義務なし」。1994年から「礼金ゼロ」を始め、2004年からその発展型「礼金ゼロ・敷金ゼロ・退室時修繕義務なし」という、貸す方も借りる方も納得のいく公平で透明なシステムを採用しています。これも先述の当社モットーに基づいて誕生しました。当社の管理スタイルは下記リンク先に掲載させていただいています。よろしければ、ご参照ください。
万人に効く風邪薬がないように、すべての物件に対してリノベーションが空室対策の有効な手法かというと、そうではありません。リノベーションはあくまでも一つの手法です。それぞれの物件の個性と時勢に適った手法があるからです。
……と、いきなりリノベーションに関するブログらしかぬ内容ですが、そう思っています。
しかし、リノベーションが、刻々と進む経年劣化とマーケット縮小に対して、予算に合わせた有効打を放てる手法であることに変わりありません。それはこのブログで紹介しているエピソードが証明してくれています。
築20年を超える物件にキャンセル待ちが発生します。淵野辺の存在すら知らなかった人が「この部屋があるから淵野辺に住む」と入居を決めてくれます。当社が手がけるリノベーション物件の質を信頼して求めてくれる人がいます。以下で紹介させていただいていますので、よろしければご参照ください。
福岡在住。20代前半。女性。カメラマン。渋谷にある撮影スタジオに転職となったため、引越し先をお探し中。初めての上京。
不動産屋がこのプロフィールから推測して導き出すオススメ物件は「通勤便利なJRか京王線沿線駅にある、生活環境が充実した駅近物件」というのが妥当な線ですが、現実は小説より奇なり(えっ、小説ってなんのこと? ※もういいよ、4回目)。彼女が入居を希望した部屋は「渋谷まで約50分かかるJR横浜線淵野辺駅から徒歩12分のところにある、築21年(当時)の木造2階建てアパートの一室」でした。
「渋谷まで約25分・JR中央線三鷹駅徒歩10分以内・家賃5万円以下・都市ガス・一般的な1ルーム」という物件にするか、「渋谷まで約50分・JR横浜線淵野辺駅徒歩12分・家賃5.5万円以上・プロパンガス・リノベーション物件」であるiJハウス北102にするかで。
……姉さん、事件です。
豊島区との対決に続き、「淵野辺 × 三鷹」対決勃発です。
今回が初めての上京となる彼女が東京周辺に土地勘がある知人たちに相談したところ、100%の割合で三鷹の物件を薦められたそうです。それはそうですよね。iJハウス北102を薦めるべき立場である私たちですら、「そりゃ~、三鷹でしょう!(笑)」と薦めてしまいましたから。
通勤時間と月々かかるお金の面で三鷹の物件の方が断然適していることは。でも、彼女はもう一つわかっていました。自分が魅せられたiJハウス北102は淵野辺にしかないことも。それがまだ物件の最寄駅『淵野辺』に対して、「あのぉ、ちなみに、この『淵野辺』って、何て読むんですか?」なんて、「ちなみに」付きでサラッと聞いてきちゃう程度の認識しか持っていない状態だったとしても。
まだ読み方すらうろ覚えの駅にある物件、iJハウス北102へ入居することに。
……姉さん、事件です。
番狂わせです。まさかの「勝者、淵野辺っ!」です。
残念なことに、彼女はタッチの差で申込み2番手となり、入居は叶わないものとなってしまいましたが、やっぱり、おいしいラーメンは、いや、良いリノベーションは誰も裏切らない。そう確信する出来事でした。
これからも「この部屋があるから淵野辺に住む」と思ってもらえるような、住まう人の毎日の暮らしがもっと楽しくなるような、そんなリノベーション賃貸物件をつくり続けていく決意を新たにしたのは言うまでもありませんが、同時に、今後の当社リノベーション物件の写真撮影は彼女にお願いしたいと強く思いました。
おいしいね!と声にしたら、もっとおいしくなった
あふれ出す想いを告げたら、もっと愛おしくなった
こらえてた気持を言葉にしたら、ぐっと楽になった
傘を新しいものに買い替えたら、雨の日が楽しみになった
鞄をお気に入りブランドにしたら、明日が待ち遠しくなった
心を込めてプレゼントしたら、自分の心が豊かになった
例えどんな些細なことだとしても、ある一つのことをきっかけに、その後がベターなものになる。そんな経験って、ありますよね。私たち、東郊住宅社がリノベーション・プランを練るときに大事にしているのは、そんなところです。
住まいを移すとき、当然ですが、まず「そこに住むこと」を決めます。そしてそこから、その場所で新たな生活を始め、それが繰り返されて日常となり、人生の一コマになります。
その「住む」場に関われる仕事をさせてもらっているのが、私たち、東郊住宅社です。人が生活していく上で欠かすことができない衣食住の一つである『住』の分野で、昨日より今日、今日より明日がベターなものになるきっかけをもしかしたら提供できるかもしれない。そんな機会に恵まれている、幸運な仕事です。
だから、私たちは「この部屋があるから淵野辺に住む」と思ってもらえるような、住まう人の毎日の暮らしがもっと楽しくなるような、そんなリノベーション賃貸物件をつくることに強くこだわっています。
単純に、切ったり・貼ったり・壊したり・作ったり・おしゃれにしたりというような物理的改修だけではなく、私たちがリノベーションした部屋への入居がきっかけとなって、住まう人の「何かのその後」がベターなものになったらうれしいな、と。
もっと言ってしまうと、入居きっかけでベターがどんどん積み重なって、ベター × ベター × ベター × ……(中略)…… × ベター × ベター × ベターで、入居期間が「限りなくベストに近づいた人生の一コマ」となったらすごくうれしいな、と。
……グフフ。青いですかね?(照)
……夜中に書いたラブレターみたく、読み返すのも厳しい内容になっちゃってますかね??(恥)
でも、そう思って、そう願って、私たちはリノベーション賃貸物件づくりをしています。